吉田松陰の野山獄跡、金子重之助(重輔)の岩倉獄跡を見た後、「萩循環まぁーるバス」に乗りました。
今回の萩旅行の中で一番遠い場所にある萩反射炉に行くことにしました。
日本に現存する反射炉は2箇所しかありません。そのうちの一つが萩にあります。
反射炉とは?
反射炉は金属を溶かして炉床で鉄の精錬を行います。幕末に大砲を造るために有力藩で複数作られましたが、日本で現存する反射炉は、萩の反射炉と韮山の反射炉の2つになります。
薩摩にもありましたが現存せず、反射炉跡しかありません。萩の反射炉は実用では無く、試験炉とされています。
萩と韮山の2つの反射炉が「世界遺産」になりそうですね、って書いたらその後、本当に世界遺産になりました。
萩反射炉の行き方(アクセス)
反射炉は直接バスでいくことができません。「萩循環まぁーるバス」で「萩しーまーと」バス停で下車し、10分ほど歩く必要があります。
- 「萩循環まぁーるバス」の萩しーまーとバス停下車:徒歩10分
「萩しーまーと」は市場になっていて、お土産も売っていましたよ。確かここで、夏みかんのソフトクリームを食べました。
191号線沿いを歩き、コンビニ「セブンイレブン」辺りで坂(階段)を上がったところにありました。
「萩循環まぁーるバス」2日乗車券で行きました。
萩反射炉
バス停から道路沿いを北に歩きます。すると右側に階段がありそこを上ると、木の生い茂った公園のような広場がありました。そこを直進すると「ありましたよ、反射炉が」すっ、すごい存在感です。
地元の親子がセミを捕まえていたりなんかして、反射炉には全く興味を示していません、まるで反射炉が見えていないかのようです。
それとは対照的に私ははしゃぎながらそれに近づきました。「で、でかい!これが司馬遼太郎曰く、「見えていた藩だけが作っていた」大砲を作る機械です。
この萩の反射炉は試しに造られたもので、実用されてはいません。
最後に
反射炉は現存するのが日本に2箇所しかありません。薩摩(鹿児島)でも反射炉跡しかないので。(確か薩英戦争で最新の兵器工場が破壊されたはず)、現存しているのがすごいことです。
所謂一つの「幕末の象徴」でしょうか。嬉しくて色んな角度から写真を撮りまくりました。
萩の中では少し離れていますが、バスと徒歩でも行けるので、ぜひ迫力ある反射炉を見に行ってみて下さい。