①萩博物館を出て、萩周辺を歩いてみました。古地図のピンクの場所を行き当たりばったりで散歩してみました。
萩の昔の街並み、萩高等学校の一直線の白壁、鍵曲(かいまがり)、口羽家住宅、橋本川までを紹介します。
萩高等学校の白壁
萩博物館で購入した古地図を持って西に歩いてみました。
古地図②毛利筑前と書かれている周辺は、現在は萩高等学校の外壁になっており、白壁で塗られています。一直線白壁なので、驚かされます。200m以上はありました。
この場所に来たとき、初めて来たとは思えない感じがしました。多分、何か映画かドラマで見たことがあったのでしょうね。
「あっ、この場所、見たことがある!」ってその時思いました。
鍵曲と昔の街並み
次は③鍵曲に向かいます。読み方は「かいまがり」。
その道中、正直ビックリしました。これほどまで昔のまま残っているとは。非現実的空間です。
過去にタイムスリップしたかのようです。旧屋敷のような町並みが続きます。
京都の場合、昔のまま残っている所は沢山ありますが、小さいその場所に点在するだけです。萩の場合、点がつながり線となり、それが円となりずっと続いているのです。
ずっと見てきた数々の萩の通りは、まるで江戸時代に戻ったのかと錯覚してしまう程、当時のまま、原形を留めていました。
③鍵曲にきました。この道はすごいです。曲がって次の通りに行ってもすごい。まだまだ続きます。
人間、ホントに驚いたときはスゴイしか言わないですね。
鍵曲の角。曲がっても壁のようになっています。直角、直角と続くまるで迷路のような道。
口羽家住宅
鍵曲の途中で古地図を確認。古地図に④口羽飛弾と書かれている場所は、口羽家住宅です。
この口羽家住宅周辺も鍵曲が続いています。口羽家住宅は、重臣(家老に次ぐ)で約1000石を領した屋敷です。萩に現存する屋敷の中では最大のものだそうです。
口羽家住宅入口。なまこ壁がいい味だしてます。
橋本川
鍵曲異空間を堪能しながら歩いていると、川(古地図⑤)がチラッと見えたので行ってみました。ここは橋本川と言い「循環まぁーるバス」の乗車中に何度か見てきた川でした。
「そっか、ここに出るのか」ってなりました⑤は川付近まで接近できました。水面がキラキラ光りとても綺麗でしたよ。
上で紹介した口羽家住宅の裏側付近。しばらくここで座っていたくなる、そんな場所です。
「萩循環まぁーるバス」が常磐大橋を渡り、橋本川の反対側から口羽家住宅方面を見ることができました。歴史を知った後では、景色の見方が変わりますね
最後に
萩の街並みを古地図を持って歩いてきました。
萩は明治維新や数々の戦争を乗り越えて、ずっと壊されることなく残っていました。これは本当に奇跡としか言いようがないでしょう。
この場所が東京や関西等の都市圏から、非常に遠い場所にあったのも幸いしているんでしょうね。これからもこのままの状態を維持してほしいものです。