長崎幕末旅行、次に向かったのは「シーボルト記念館」です。
江戸時代後半に異国の知識を得ようと各藩からシーボルトに会いにいく人が増えました。
大村益次郎と人生の中で楠本イネという人物が出てきますが、それがなんとシーボルトの娘なのです。
そのいう興味もあり行ってきました。「シーボルト記念館」の行き方(アクセス)と行ってきた感想を紹介します。
「シーボルト記念館」の行き方(アクセス)
- 住所:長崎県長崎市鳴滝2丁目7番40号
- 電話番号:095-823-0707
- 開館時間:9時〜17時(入館は16時30分まで)
- 休館日:月曜日、年末年始(12月29日〜1月3日)
- 料金:大人100円、小中学生50円
電車の場合
- 長崎路面電車(3番系統・5番系統)茶屋行きに乗車し「新中川町駅」下車、徒歩7分
一駅乗り、新中川町電停で降ります。「新中川町駅」からは北側に歩きます。、あります。
そこから地図を見ながら、「シーボルト通り」をクネクネと歩き長崎県立鳴滝高校近くに「シーボルト記念館」に到着しました。
車の場合:駐車場
- 駐車場:あり
徒歩と同じくシーボルト通りを上がり、長崎県立鳴滝高校のグラウンドの横に「シーボルト記念館専用駐車場」があります。
10台ほど無料駐車場があります。
「シーボルト記念館」に行ってきました
「シーボルト記念館」に到着。ここは少しだけ外れにあるからか、人が殆どいません。
私が行った時も、館内は一人いるか、いないかでした。でも、ここは幕末好きとしてはぜひとも行ってもらいたい場所なのです。
「シーボルト記念館」前にある若き日のシーボルト像。
「シーボルト記念館」に行くことにした理由は、シーボルトは出島のオランダ商館医でありながら、幕末の長崎出島のことを我々に伝えてくれる重要な資料を残しています。
そして、海外に日本という国を報せた一人なので、とても興味がありました。
丁度この旅行の時に、私は司馬遼太郎の「花神」を読んでいたからというのもあります。
小説「花神」は長州藩・大村益次郎(村田蔵六)の話で、その話の中に楠本イネという人物が登場します。
彼女が実は「シーボルトの娘」なのです。この本を丁度読んでいたこともあって、「シーボルト記念館」への興味が倍増していたのでした。
ここはシーボルトの鳴滝塾があった場所の隣でもあります。鳴滝塾と言えば、シーボルトの娘・楠本イネを教育した二宮敬作や石井宗謙がこの塾に通っていました。
この石井宗謙と楠本イネとの間には、楠本高子という一人娘がいます。この辺りの2人の関係は複雑なので、「花神」に詳細が載っています。ぜひとも読んでみてください。
「シーボルト記念館」では以下の内容を知ることができました。
- シーボルトが日本に興味を持った理由
- シーボルト日本での活躍
- シーボルト事件
- シーボルトの子孫の話
なぜ日本に来ることになったのか?日本での活躍やオランダに持って帰ったもの、シーボルト事件、その後の子孫についてまで、この記念館で知ることができますよ。
シーボルトはスパイ説があるぐらいに、オランダにたくさんの日本のものを持ち帰っています。それが原因でシーボルト事件に発展しました。
幕末好きの方はぜひとも「花神」を読んでから行く事をオススメします。この記念館、来館料が100円なのが、ホントに信じられないぐらい充実していて楽しめました。
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