前回の「伏見桃山駅・桃山御陵駅から寺田屋に向かう」の続きです。
今回は寺田屋前から三十石船に乗船してみました。宇治川手前まで行きUターン。幕末当時の面影も残っていますよ。
寺田屋前から三十石船に乗船
寺田屋の前から三十石船に乗船してみました。読み方は「さんじゅっこくせん」。
一石=一人と勘定し、約30人を運んだ船になります。
寺田屋前には昔を感じさせる川が流れています。川沿いに歩くとこれこそ京都だなと心を落ち着かせてくれる風景が続いています。月桂冠大倉記念館周辺がそれです。
時には写真を撮る人、時には絵を描く人がいて、ゆったりとした空気が流れていました。
この川に昔、三十石船や十石船が通っていました。海を渡り大阪の天保山についた幕末の志士達は、その船に乗り淀川を上がり、寺田屋周辺にある伏見港まで来ていたようです。
途中枚方でくらわんか船の商品を買いながら行っていたんでしょうね。伏見で一泊し、京都まで高瀬川を上っていっていたのでしょう。
その三十石舟や十石船に期間限定でに乗ることが出来るのです。折角なんで、幕末を感じようと船に乗ってみることにしました。
距離は短いのですが趣きがあります。
川沿いに建っている家々が、当然ながら現在のものであり、洗濯物などが見えてしまう場所が一部残念な点でもありますが、それでも十分楽しめますよ。
このまま水門(三栖閘門)まで行くと家が少なくなり、緑が多くなるにつれて見晴らしが良く、嬉しくなってきます。
この水門で一休みしてUターンして戻ります。
一度船を下りて一休み。ここで宇治川を一望できます。いい眺めですよ。
この三十石船、ワンカップのお酒もついてくるんで、ぜひとも乗ってみてくださいね。伏見周辺は、この素晴らしい環境を、これから先も維持し続けて欲しいです。
最後に
寺田屋を見学に行き、あわせて三十石船に乗船できました。
流れのないゆったりした川なので、幕末当時の雰囲気を感じることができますよ。
期間限定なので、もし三十石船に乗船できるのであれば、ぜひ体験してみて下さい。
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