鹿児島幕末旅行1日目は仙巌園、尚古集成館、石橋記念公園と歩きました。2日目は石碑&銅像中心に巡ってみようと思います。
鹿児島旅行で一番見たい所と言えばやはり西郷さんということで、西郷隆盛が生まれた地・加治屋町を歩いてみようと思います。
まず最初に「元帥公爵大山巌誕生之地」碑を巡ってみました。
「元帥公爵大山巌誕生之地」碑
路面電車で西郷さんの生まれた場所「加治屋町」電停で降ります。
加治屋町電停を降り、みゆき通りを南に下りました。すると突然「大山巌誕生地碑」が現れます。
石碑には「元帥公爵大山巌誕生之地」と書かれています。公爵・島津忠重の書。
大山巌は正式には、”内大臣元帥陸軍大将従一位大勲位功一級公爵”という位階勲等になります。これと同等の人は山縣有朋以外にはいません。
彼らは従一位ですが、もし正一位であればお稲荷さんと同格だそうです。それに近いくらいの位階ということです。
大山巌は西郷隆盛・従道の従弟(いとこ)です。20歳の頃、西郷従道と一緒に薩摩藩の革命派に加わりますが、保守・公武合体派により鎮圧されてしまいます(寺田屋事件)。
寺田屋事件で西郷従道と大山巌は、薩摩藩に帰国し、謹慎処分となります。
どの時代でもどの国(藩)でもそうですが、保守派と革命派は常に存在し、その争いの繰り返しですね。これは現在でも言えることでしょう。何かを変えようとすれば常に心配は付き物ですが…
彼の活躍は戊辰戦争から西南戦争、日清・日露戦争と各戦争での功績です。
余談ですが西郷隆盛は写真嫌いで有名で、彼の銅像や肖像画を描く時は、大山巌を参考に描かれたそうです。
公爵だけありとても大きな石碑です。ぜひ足を運んでみてください。
次はその横にある西郷隆盛誕生之地に向かいます。
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